私の看護師人生の中で、
トップ3には入る
伝説級の患者さんのお話です。
入院というのは、
一時的に大きく生活環境を変えてしまいます😞
特に高齢者や認知症の方は
変化に弱かったり、
入院のストレス・不安・治療・薬・その他の影響で
“せん妄”という症状が現れることがあります。
せん妄とは、
薬物・感染・手術後など身体的な負荷がかかった時に生じる精神症状です。
症状としては、
・幻視や妄想
⇨アリなどの虫が見えることが多いです🐜
・話の辻褄が合わない
・不眠
・怒りっぽくなる
・治療を忘れてルート(点滴や尿管など)を抜いてしまう
⇨事件現場みたいになります🩸
防げないとインシデントです😓⇩⇩⇩oimo-chan.hatenablog.com
制止が出来ない、
安全が確保出来ない場合、
ご家族の協力(付き添い)を依頼したり、
「身体拘束」という最終手段を取ります。
身体拘束には、
身体を直接抑制するものと、
行動を監視するもの、
があります。
直接抑制(代表的なもの)は、
・ツナギを着せる
・ミトン🧤を付ける
・体幹抑制、抑制帯(ヒモ)で縛る、などです。
行動監視(代表的なもの)は、
・マットコール(踏むとナースコールが鳴る)
・うーごくん(動いて紐が取れるとナースコールが鳴る)、などです。
身体拘束は最小限にします。
必要と判断した場合は必ず同意書を取ります📄
少し記憶が曖昧ですが、
(もう10年以上前なので😚笑)
60代くらいのKさん(男性)
が入院していました🏥
Kさんは、頓服で
徐々に内服する回数が多くなったので、
ナースステーションで薬を預かることになりました💊
Kさんは、頻回に
「デパスください。」と
ナースステーションに来るようになりました👴
そして、次第に
と呟きながら徘徊するようになってしまいました。
Kさんに内服できる時間ではないと説明しても、
「デパスだせ‼️」と
狂暴的になっていきました。
私も一度、腕を掴まれたことがありましたが、
身の危険を感じました。
患者さんと言っても成人男性です💪
もしも、の時は絶対に勝てません。
その後、
Kさんに「せん妄」の診断がつきました。
ご家族の付き添いを依頼し、
Kさんは個室に移りました。
コレが以前お話した個室使用の諸事情の1つです⇩⇩⇩oimo-chan.hatenablog.com
ご家族が付き添うと言っても24hは不可能です。
夜間は付いて頂き、
日中に一時帰宅してもらっていました。
そんな時です。
「Kさん、開けてください❗️」
と同僚の声が聞こえてきました。
どうやらKさんは
個室内のトイレに閉じこもってしまったようです🗝
すると次に
ギャーーー〜ー‼️
と
病院内で聞くはずが無い程の悲鳴が聞こえてきました😲
ビックリして訪室すると、
床が水浸しではありませんか。。。
ト、トイレが🚽
…破壊されてる〜⁉️
((((;゚Д゚)))))))ひぇ〜
60代男性の底力、強し✊✊✊
Kさんは、
すぐに鎮静剤を打たれました💉
「火事場の馬鹿力」
なんてコトバがありますが、
人間は本当にいざという時
恐ろしい力が出るんだな❗️と思いました。
せん妄だけでなく、
認知症の患者さんも本当に多いです。
時には
本当にパンチを受けることも🤜
メガネ👓が壊されることだってあります。
1人の患者さんを看護師4人がかりで抑えたこともありました。
日勤ならまだ良いんです。
夜勤は、“4人で抑えた患者さん”も
自分1人で対応せざるを得ません。
一部の看護師は、
己の身の危険を感じながらも
自分と患者さんの安全を必死に守っています‼️
そういう点では、
医療よりも介護の現場の方が深刻です。
医療に終わりがあっても、
介護には終わりがありません。
虐待のニュースも多いですよね📰
でも氷山の一角でしょう🧊
虐待は犯罪です❌
加害者を庇うつもりはありませんが、
慢性的な人手不足や
劣悪な職場環境などが、
加害者を作り上げてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなこともあるんだな、と
知ってもらえたら嬉しいなと思い
記事にしてみました😊
お待ちかね🌸
【今日のテツコ】のコーナー🎉
⇧コレ、好き💕笑
おしり、かわゆす😍
あんこ🫘入ってるの!?🤤🤤🤤
☆いつもクリックありがとうございます❗️
1つだけでも⇩嬉しいです🥺✨