看護には、
“ケーススタディー”というものがあります✒️
ケーススタディー(以下、ケース)とは、
事例検討です🥼
実際の患者さんを事例にとり、
問題点について実践した看護が良かったのか、どう良かったのか等
文献を用いて改めて見直し考察することで、
今後のより良い看護に繋げるものです📖
私の新卒で就職した病院は、
2年目でケースをとる事が決まっていました。
私がケースでとった患者さんは、Kさん。
Kさんは50代の男性で、
肺がんで癌性疼痛(左側胸部痛)があり、
疼痛コントロール目的で入院していました🏥
なので、もちろん
『疼痛コントロール』をテーマにしたケースをとりました📝
疼痛コントロールには、主に
マルマ(医療用麻薬)を使います。
※マルマについては、良ければコチラをご覧下さい⇩⇩⇩oimo-chan.hatenablog.com
マルマには様々な種類があります。
①経口薬(粉末、液体、錠剤、舌下)
錠剤の中には噛んだり溶かすことが禁忌の薬もあります💊
スタートに1番取り入れやすいですが、
飲み込めることが絶対の使用条件になります。
②貼り薬
忘れずに張り替えることが条件です。
副作用が少ないというメリットがあります👍
貼るだけなら簡単だな!と思うかもしれませんが、
量の調節がしにくいことや、発熱のある方には不向きというデメリットがあります。
③注射
液体のマルマを皮下または静脈から24h持続的に投与します。
量の調整のしやすさは抜群❗️ですが、繋がれっぱなしになるデメリットがあります。
④坐薬
これはあまり選択されません。
お腹の緩い方には不向きです。
マルマと言っても、
たくさんの種類があります。
飲み方(用法用量)は様々です。
そして、副作用もそれぞれ違います。
経口投与①が基本ですが、
患者さんの状況に合わせ
避けたい副作用を考慮し、
どのマルマがベストか考えます☝️
が、
誤嚥する(むせやすい)患者さんに
平気で内服薬を処方する医師もいます。
痛み止めが、 命懸け❤️🔥
( ;´Д`) 殺す気か〜🫱
認知のある患者さんにわざわざ舌下錠を処方する医師もいます。
何度、吐き出されたことか…💧
医療用麻薬を 無茶振り。
( ̄(工) ̄) ええ加減にせぇよ💢
そんな医師は、ここに沢山いました👨⚕️⇩⇩⇩oimo-chan.hatenablog.com
Kさんは、痛みがあって動けず
ほとんど臥床して過ごされていました🛌
『疼痛コントロール』の場合は、注射が第一選択の場合が多いです。
理由は、増減しやすいため
本人に見合った量を早く探しやすいからです。
痛みがコントロール出来て落ち着いたら、
注射を内服に切り替えます💊
これを
“ローテーション”と言います。
何故、ローテーションするのか?
それはQOL(生活の質)を下げないためです。
持続注射をしていたら
お風呂に入れません🙅
病院から出れません🙅♀️
繋がれっぱなしって
すごくストレスな事ですよね?
なので、基本は内服(経口薬)を選択するのです💊
Kさんももちろん注射からスタートしました💉
数日して、
起き上がれる時間が少し増えた頃に
私はずっと入浴出来ていないKさんに
「洗髪」を提案しました🧴
洗髪なら注射をしたまま洗面所で行えます🙆♂️
すると
数週間ぶりに洗髪したKさんはこう言いました。
K「気持ちよかったー✨‼️」
「お金を払いたいくらいだよ😄」
ずっと暗かったKさんが
とても明るい表情をされたのです!
喜んでもらえて
私もすごく嬉しかったです😊
ケースの患者さんということもあり、
私はたくさんKさんと話をしました。
現実はなかなか難しいですが、
時間をかけて関わる大切さを学んだと思います🎓
Kさんは注射から無事に内服に切り替えて、
外泊も出来るようになりました⭐️
ほとんどベッドにいたKさんの
歩く姿🚶♂️を見た時は、
とても新鮮で嬉しい気持ちになりました😊✨
Kさんは最終的にはホスピスに転院されましたが、
転院後にわざわざお手紙を頂きました✉️
「痛みで一番辛い時に
寄り添ってくれてありがとう。」
Kさん!!😭😭😭
あぁ、私
看護師になって良かったな。
(´;ω;`)
と初めて感じた瞬間でした☺️
ケースをまとめるのは本当に大変だったけど💦
Kさんを通してマルマの知識や
とても大切なことを学んだ気がしました😌
⭐️私、いもちゃんに聞きたいことなど質問募集しています(・∀・)ノ
病院・看護のこととか、全く別のことでも何でも⭕️
もし良ければ、気軽にコメントしてください🙏
謎多き女👩
【今日のテツコ】のコーナー🎉
あ〜、コレ一度やってみたいなぁ😃
どうしたん⁉️
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